先日、板橋区のお客様から「桐のタンスがあるのだけれど来てくれる?というお電話がありました。お伺いすると木造の古いお宅でした。「本当に桐のタンスしかないのよ」と、お宅の中を見せていただくと桐タンスが3竿ありましたが、状態の劣化と桐タンスということもあり、丁寧にお断りいたしました。帰ろうと思いお庭を見渡すと庭の端に物置が。早速見せていただきと鉄のミシンがありました。シンガーの網目の足でした。その隣にはホーローのパットやら長火鉢、鉄瓶などまだまだ商品になるモノ達が並んでおりました。お客様に言うと「こんな物でも大丈夫なの」と。すべて丁寧に買受させて頂きました。とても喜んでいただけたので安心致しました。我々の業界でも、時代と共に、ニーズも移り変わりがあります。桐タンスは難しくても又違うものが時代と共に求められているようです。